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全仏閉幕。テニスウエア勢力図に異変あり?

テニスの全仏オープン第13日は7日、パリのローランギャロスで行われ、男子シングルス準決勝で3年連続12度目の優勝を目指す第2シードのラファエル・ナダル(スペイン)が四大大会通算20勝を誇る第3シードのロジャー・フェデラー(スイス)を6-3、6-4、6-2で下し、決勝に進んだ。

男子シングルス準決勝で4年ぶりの出場だった37歳のフェデラーは王者ナダルに打ち合いで力負けした。2012年大会以来の4強という結果に「素晴らしい大会だった。キャリアで一番とも言える」と満足そうだった。

16年は腰痛で欠場。17年と18年は体調面を考慮してクレーコートのシーズンを休養し、得意な芝のコートやハードコートに備えてきた。体調に不安がない今季はクレーの大会でも好結果を残し、芝のウィンブルドン選手権に向かう。

サンケイスポーツ 2019/6/8
フェデラー4強に満足「素晴らしい大会だった」/全仏テニス

ナダル、ジョコビッチ、錦織…世界のトッププレーヤーが鎬を削る男子テニス グランドスラム大会において、プレー以外につい注目してしまうのが選手たちが着用するウエアのブランドだ。

2019年6月自伝手グランドスラム通算20を挙げ、史上最高のテニスプレーヤーとの呼び声も高いロジャー・フェデラーは長年ナイキのウエアを着用していたが、2018年からユニクロに鞍替え。ユニクロからフェデラーに支払われる契約金は、340億円(推定)とも言われるから、いかにそのブランディング効果が高いか見て取れよう。

なお、テニス界では長らくナイキやアディダスといったスポーツブランドが大半の選手のサプライヤーとして君臨していたが、近年ではそこにユニクロやH&Mといったファストファッション勢も相次いで参入。ウエア群雄割拠の様相を呈しており、コート外の争いもますます過熱しそうだ。

 

BRANDINGLAB編集部 執筆
株式会社イズアソシエイツ

 

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