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タレントの“SNSをしない”選択、少数派が奏功? ブランディングとしての役割に変化

“Twitterの日本開設から早10年。Instagramなども含めたSNSは一般人のみならず、タレントが自己発信のツールとして活用するのも“通常営業”となった。また、SNSがタレントの浮沈のカギを握ることも多く、“炎上”をウリにする芸能人すらいる。

(中略)最近になって存在感を増してきたのが「そもそもSNSやらない派」だ。女優の綾瀬はるかや蒼井優、新垣結衣もそうだが、北川景子はテレビ番組に出演した際、SNSに写真を投稿することについて「目的が分からない」と話している。また、タレントのマツコ・デラックスや、お笑い芸人だと明石家さんまや加藤浩次、おぎやはぎといったベテランもメディアでアカウントは持たないと語っている。”

2月14日 ORICON NEWS

SNSは個人が即、メディアになれる画期的なツールだが、それは一方で使用者が、従来メディアが担ってきた「正確性」や「法律順守」といった情報発信にまつわる責任をすべて一人で負う、ということでもある。

特に影響力が大きいタレントなどの有名人はたった一言の投稿がネットニュースにもなる可能性があり、本人が意図するところと異なる“炎上”に発展するケースも少なくない。

確かにSNSにはマスメディアを介さずに自らの考えや思いをダイレクトにファンへ発信できるというメリットがあるが、一方で些細な失言から揚げ足を取られ大ネガティブキャンペーンへ発展する…という大きなリスクもはらんでいる。このメリットとリスクを天秤にかけてみれば、「SNSをやらない」という判断はブランド棄損のリスクを回避するためには至極まっとうな判断だろう。

 

BRANDINGLAB編集部 執筆
株式会社イズアソシエイツ

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