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インバウンドの街で、日本酒を

リカー・イノベーションから、「KURAND SAKE MARKET 秋葉原店」が、2019年8月14日(水)より、東京都・秋葉原にオープンになります。

日本酒を中心とした、オリジナル商品を開発・販売するオンラインストア「KURAND(クランド)」の直営店である「KURAND SAKE MARKET(クランドサケマーケット)」。関東近郊に6店舗(池袋・渋 谷・新宿・上野・新橋・横浜)展開している同ブランドから今回、「KURAND SAKE MARKET 秋葉原店」がオープンになります。

同店には、日本酒を中心に焼酎・梅酒・果実酒を含む150種類以上のお酒がラインナップ。基本プランの時間無制限3,000円(税 別)プランをはじめ、90分2,000円(税別)、30分1,000円(税別)の入場料を支払うことで、これらのお酒を、自分の好きな量だけ注ぐセルフスタイルで、思う存分楽しめるとのことです。加えて、1杯500円から販売する”杯売り”プラン(立飲み)もラインナップ。「ちょい飲み」需要にも応えるとのことです。

(中略)

兼ねてより、同ブランドのリピーターから要望の強かった秋葉原への出店となるという今回。

「秋葉原にKURANDができたら私たちがダメになるだろ!」といった投稿がされ、すでにTwitter上で話題になっており、話題の発端となった投稿は、1日で約2000リツート以上されているという同店に、足を運んでみるのはいかがでしょうか?

nomooo ニュース 2019/8/3
150種以上のお酒が飲み比べし放題「KURAND SAKE MARKET 秋葉原店」OPEN!

秋葉原は、言わずと知れた日本の有名観光地であり、訪日外国人観光客の人気もかなり高い地域である。かつては音楽と電気街のイメージが強かったが、現在では飲食や買い物を楽しむ街に変貌しつつある。

日本酒は、海外での需要が近年非常に高まってきており、輸出額も2017年で180億円をこえる規模にまで成長してきている。特に2010年からは、8年連続で過去最高の輸出金額を更新中である。

外国人からは、日本酒は「Japanese Sake」としての知名度・人気が抜群で、和食と日本酒を目当てに来日する観光客も増加中である。

実際に先行事例としては、これまた観光客に人気の秋葉原にある神社、神田明神の近くに銘酒センターという日本酒の飲み比べができる地酒のアンテナショップがある。こちらも日本文化を好む外国人観光客が連日多く訪れて、賑わっている。

インバウンドマーケティングという観点からすると、秋葉原と日本酒という組み合わせは、既に地域ブランディングが完成しており、確実に集客が期待できる場所へ、観光客の求めるサービスを提供する出店ということだ。前述の通り先行事例の成功を鑑みると、実に効率的な立地戦略でもあるといえるだろう。

 

武川 憲(たけかわ けん)執筆
一般財団法人ブランド・マネージャー認定協会 シニアコンサルタント・認定トレーナー
株式会社イズアソシエイツ シニアコンサルタント
MBA:修士(経営管理)、経営士、特許庁・INPIT認定ブランド専門家(全国)
嘉悦大学 外部講師

経営戦略の組み立てを軸とした経営企画や新規事業開発、ビジネス・モデル開発に長年従事。国内外20強のブランド・マネジメントやライセンス事業に携わってきた。現在、嘉悦大学大学院(ビジネス創造研究科)博士後期課程在学中で、実務家と学生2足のわらじで活躍。
https://www.is-assoc.co.jp/branding_column/

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