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ユニオン(沖縄)

  • シングル音楽

沖縄でスーパーといえば、まず思い浮かぶのは店名ではなくメロディかもしれません。「今あいてます、ユニオンですから!」――この一節を、県民の多くがそらで歌えます。
≪注意書き≫本記事は各ライターによる情報収集によって作成されているため、主観や意見、事実と異なる文言が含まれている可能性があることをご了承ください。
背景
ユニオン(フレッシュプラザ ユニオン)は、株式会社野嵩商会が沖縄県内で展開するスーパーマーケットです。前身は1949年創業の野嵩売店で、1983年の野嵩商会設立後、県内では先駆けとなる年中無休・24時間営業の食品スーパーを広げてきました。1993年頃から「ユニオンですから」のキャッチフレーズを用いたCMが始まり、ミヤギマモルらが歌うテーマ曲「UNIONですから!」は2006年にCDシングル化されるほど親しまれています。台風や大雨でも極限まで店を開け続ける姿勢が、フレーズに生活実感を与えました。
戦略意図
全国チェーンのような広域知名度や物量を持たない地場スーパーが、地域内の「第一想起」を取りに行く――その手段として音を選んだ点が要諦です。視覚ロゴは見なければ届きませんが、ジングルはテレビやラジオから流れ、耳に残り、口ずさまれることで自走します。「24時間あいている」という機能価値を歌詞に織り込むことで、ブランド名の記憶とインフラとしての便益を一体で刷り込み、沖縄という商圏で音だけの想起を実質的に独占したと考えられます。
表現意図
「ユニオンですから」という語尾の言い切りは、24時間営業という事実を理由づけの口調で差し出し、安心感と少しの誇らしさを生みます。沖縄の音楽風土に根ざした親しみやすい旋律と、誰もが反復できる短いフレーズ設計が、世代を越えた歌い継ぎを促しました。CMソングが商品名(通称「ですから商品」)にまで波及した点は、ジングルがブランド要素として機能した好例といえるでしょう。