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#FFFFFFT

  • ブランド体験

アパレルブランド『#FFFFFFT』へ。千駄ヶ谷に行ってきました。
≪注意書き≫本記事は各ライターによる情報収集によって作成されているため、主観や意見、事実と異なる文言が含まれている可能性をあることをご了承ください。
背景
『#FFFFFFT』と書いて何て読む?「シロティ」と読みます。『#FFFFFFT』というブランドは白いTシャツの専門店なのです。白いTシャツといっても、素材やデザイン、色味など、それぞれの個性があって奥深い。創業者は白いTシャツに魅せられて、店を立ち上げたそうです。
ブランド・アイデンティティ
いろいろなアイテムを取り揃えるのではなく、シロティのみに特化。特定の分野に絞り込み、専門的な強みを発揮して競争優位を築く戦略です。ユニークなビジネスモデルで、店には初日からいきなり長蛇の列ができたそうです。定番アイテムでありながら、確かに専門店は存在していなかった。ただ尖っているのではなく、ニーズがしっかり見込めるビジネスです。
購入/体験前(Before)
ネットショップで買い物することがすっかり定着している中、『#FFFFFFT』はリアル店舗しか構えていません。しかも店舗は繁華街からはずれ、駅から少し歩かなければいけない。不便でマイナス要素に思えますが、これも戦略の一つです。理想のシロティをわざわざ追い求めてやってくる体験も含めて、ブランドの価値を感じてもらおうという意図があります。
購入/体験時(Experience)
原宿駅で降りて『#FFFFFFT』へ。15分ほど歩いて店舗に着きました。周囲にはほとんどアパレルショップはなく、マンションやビルが立ち並んでいます。店の中に入ると、本当にシロティばかりが飾られています。価格は5,000〜20,000円ほどで、シロティとしては高額。気軽にというより、お気に入り、こだわりの品をセレクトする店といったところです。
購入/体験後(After)
店舗の中のお客さんは、偶然かもしれませんが、全員が外国人でした。やはり、世界的にもシロティ専門店は珍しいからでしょう。インバウンドを強く意識したわけではないのに、インバウンドにも人気になっている、おもしろい現象と感じました。また、自分用だけとしてだけではなくギフトにもいいと感じました。高級感があってシロティというスタンダードなファッションアイテムは、贈られるときっとうれしい。「とっておきのシロティを見つけるならココ!」といった店でした。