CASE STUDYブランド要素・ブランド体験事例
BRING
- ロゴ
日本で廃棄される服の量は？環境省委託の日本総合研究所の調査（2020年）では、約51万トンが廃棄とされています。
≪注意書き≫本記事は各ライターによる情報収集によって作成されているため、主観や意見、事実と異なる文言が含まれている可能性をあることをご了承ください。
背景
ファッション業界から大量廃棄が出ているのにもかかわらず、リサイクルが進まないのは技術的なハードルが高いためでした。衣服に使われるポリエステルは、染料や機能材などの不純物が多く、リサイクルが難しいのです。この問題に真っ向からぶつかり、解決に挑んだブランドが『BRING』です。純物を取り除き、化学分解して、リサイクル・ポリエステルを生成する技術を開発しました。
戦略意図
『BRING』のコンセプトは「服から服をつくる」です。シンプルなコンセプトですが、今まで実現が難しいとされていたものなので、他のリサイクルブランドと差別化ができています。そして、日本はもちろん海外からも注目されるブランドとなったのです。さまざまなブランドや小売店と協力して、使用済みの服や繊維製品を回収し、地球の資源に循環させるサービスを行っています。
表現意図
ミツバチがモチーフとなっています。ロゴは、ハチがいろいろな花から蜜を集めて糧にする習性を、いろいろな場所から服を集めて次の資源をつくり出す『BRING』の仕組みを体現したものになっています。コンセプトはど直球であっても、技術力の高さにより突破してできあがったブランドといえるでしょう。