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しゅくだいやる気ペン

  • ブランド名

コクヨの文具の大ヒット商品。『しゅくだいやる気ペン』について紹介します。
≪注意書き≫本記事は各ライターによる情報収集によって作成されているため、主観や意見、事実と異なる文言が含まれている可能性をあることをご了承ください。
背景
子どもが学習に対して自発的にやる気を出すには?そんなテーマを掲げて、コクヨは文具の開発をスタート。子どもの勉強シーンを実際に調査しました。すると、机に向かっているうちに集中力が切れて遊び始める子どもがほとんどでした。親としては叱りたいところですが、それによって勉強がはかどるかは難しいところ。そこで新たなテーマが見えてきました。
戦略意図
子どもを叱るのではなく、できればほめたい。商品のテーマは親子のコミュニケーションとなりました。そこで生まれたのが『しゅくだいやる気ペン』で、鉛筆に装着し、文字や数字を書く動きを感知します。動いた量は内蔵のLEDの光る色として10段階で変化して、やる気が見える化するのです。親のスマートフォンと連動し、専用のアプリで子どものやる気がわかります。さらには、週に1回、親に向けて子どものほめ方のアドバイスが届きます。コミュニケーションを促す仕組みがあるのですね。
表現意図
『しゅくだいやる気ペン』というブランド名は、商品ができあがる前、すでに決まっていたそうです。やる気が自然とムクムク湧き上がってくる、魔法のペンのように感じます。でも、やる気の源は商品というより人間関係。『しゅくだいやる気ペン』は机にすすんで向かえるペンであると同時に、親と子をつなぐペンでもあるのですね。