CASE STUDYブランド要素・ブランド体験事例
冥土喫茶
- ブランド名
すっかり定着したメイド喫茶にヒントを得た、新たなサービスが注目を集めています。
≪注意書き≫本記事は各ライターによる情報収集によって作成されているため、主観や意見、事実と異なる文言が含まれている可能性をあることをご了承ください。
背景
群馬県桐生市のNPO団体が始めたカフェがとにかくユニーク。その名も『冥土喫茶』です。接客を担当するいわゆるメイドさんは65歳以上の女性です。日本の高齢化が進む中、群馬県内で高齢者のためにユニークな憩いの場を創出する取り組みとしてスタートしました。
戦略意図
入店すると、三途リバーと称されるスペースがあり、冥土喫茶へ。水を出すときは「お清めのお水でございます」と言い、お弁当を出すときは「おいしくなーれ、喪え喪え、きゅん」と言います。シャレが効いていますよね。話題となって客層は高齢者だけではなく、若年層も。まさしく高齢者が中心となったコミュニケーションの場。そして、高齢者の雇用を生み出しています。『冥土喫茶』は、高齢者にとって働きがいを得られる場所でもあるのです。ちなみに、「この世に疲れましたらまたぜひお越しくださいませ」でお見送りします。
表現意図
ブランド名『冥土喫茶』は秀逸で、このネーミングだけで興味がわいてしまいます。日常から離れ、異空間に行ける。ちょっとしたアミューズメント感のあるカフェで、ストレスを解消できそうなイメージを掻き立てられます。このようなブランドが増え、高齢化が進む社会がより良いものになるといいですね。