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おふろカフェ

  • ロゴ

既存の温泉施設をリノベーション。今回は、おふろとカフェの融合『おふろカフェ』について紹介します。
≪注意書き≫本記事は各ライターによる情報収集によって作成されているため、主観や意見、事実と異なる文言が含まれている可能性をあることをご了承ください。
背景
既存の温泉施設をリノベーションする際、浴場をいかに新しく、使い勝手のいいものにするかが、温浴業界のセオリーの一つでした。ここにはデメリットがありました。改修工事に時間がかなりかかり、投資額も大きくなります。そこで浴場や設備のみをリニューアルするビジネスではなく、全体のコンセプトを踏まえて新たな業態を模索してできあがったのが『おふろカフェ』です。
戦略意図
『おふろカフェ』は一日をのんびり過ごせる空間をテーマに設計されています。ポイントはメインターゲットを20・30代の女性にしている点で、他の施設がファミリー層やシニア層をメインにしているところが多い中、差別化を図っています。店舗によりますが、温泉やお茶を楽しめるだけではなく、ボディケアや読書などをしながらくつろげます。また、改装に関しては浴場以外の場所なので、工事における時間や投資額を抑えることができます。効率のいい新業態のビジネスと言えるでしょう。
表現意図
ロゴは、誰もが知っていると言ってもいい銭湯のロゴをモチーフにつくられているので、一目で温浴施設であることがわかり、親しみがわきます。おふろの湯気とカップから出る湯気が合わさって、まさに『おふろカフェ』を象徴したデザイン。チカラが抜けて、見るものにほんわかした印象を与えます。