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VAIO

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薄型、軽量でmade in JapanのノートPCといえば、『VAIO』を思い浮かべる人多いのではないでしょうか。
≪注意書き≫本記事は各ライターによる情報収集によって作成されているため、主観や意見、事実と異なる文言が含まれている可能性をあることをご了承ください。
背景
『VAIO』は1990年代に登場し、そのデザイン性の高さから人気に。当時は黒色の筐体が多い中、淡い紫色と銀色の筐体という見た目で目立って人気となり、『VAIO』の登場から銀色のパソコンが市場に増えていったほどです。『VAIO』は2014年にソニーから独立し、メインターゲットを法人にして再スタートを切りました。
戦略意図
商品理念を「カッコイイ」「カシコイ」「ホンモノ」の3つのキーワードにまとめました。「カッコイイ」はデザイン性。「カシコイ」はバッテリー節約機能やWEB会議の品質を高める機能などで、「ホンモノ」は品質チェックの徹底です。高価格にプラスして標準価格の商品もラインナップして販売数はアップ。またブランディングにあたって、組織の一体感を高めました。顧客満足度を高めるには、縦割り組織の弊害を徹底的に排除し、横の連携を強める必要があるとの考えからです。商品理念に加えて行動理念も定め、組織力が高まり、より良い商品の提供へとつながりました。
表現意図
ブランドカラーは「理性の青」と「感性の紫」、その融合を表現。使う人の理性と感性の両方に訴えることを大事にしている、ものづくりの哲学を表しています。また古来の日本では、この深く濃い藍色を「かちいろ」と呼びました。戦国時代の侍たちはこの色を「勝ち」につながる縁起色として好んだそうです。パソコンの国産ブランドとしての「勝ち」も表しています。