PLASTICITY
- ブランド名

急な雨が降ったときに便利なビニール傘。でも、降り止んだら忘れがち。このビニール傘を使った『PLASTICITY』というブランドについて紹介します。
≪注意書き≫本記事は各ライターによる情報収集によって作成されているため、主観や意見、事実と異なる文言が含まれている可能性をあることをご了承ください。
背景
電車の中や商業施設内で忘れられたままのビニール傘はどうなってしまうか?最終的には廃棄されてしまいます。ここに注目して、再利用してバッグや財布などにする『PLASTICITY』というブランドは生まれました。サステナブルな生活の意識が強まる今の時代に合ったブランディングです。
戦略意図
再利用のものづくりは大抵、廃棄物を分解して、素材を加工してから、製造に至ります。廃棄してしまうほうが簡単でしょう。でも、その簡単さに流されてしまうと、何も変わらない。工程を工夫して、廃棄物から新たなものを生み出す。『PLASTICITY』は複数の生地をプレス機で圧着する方法で、廃棄物と思えないような高いデザイン性のあるプロダクトに仕上げています。コンセプトは「10年後になくなるべきブランド」。ビニール傘そのものをなくすというより、環境の持続性に対する意識が高まり、購買や廃棄に対する基準が変わっていくことをめざしてのコンセプトです。
表現意図
プロダクトはビニール傘そのままの特性を残しているので、防水性が高くメンテナンスしやすいメリットがあります。ブランド名は「プラスティック」の問題は「街」が抱えているという考えが由来。この2つのワードを組み合わせて、『PLASTICITY』というブランド名になっています。