CASE STUDYブランド要素・ブランド体験事例
オーレック
- タグライン(スローガン)
農業機械機会販売を手掛ける株式会社オーレック。自走式草刈機や乗用草刈機などで国内シェアNo.1を誇ります。
≪注意書き≫本記事は各ライターによる情報収集によって作成されているため、主観や意見、事実と異なる文言が含まれている可能性をあることをご了承ください。
背景
株式会社オーレックは福岡県八女郡広川町にある農業機械製造販売を行っている企業で、70年以上の歴史がある老舗です。強みは、設計・開発から、生産、販売までを一貫して自社で行っている点で、「世の中に役立つものを誰よりも先に創る」という経営理念を掲げています。2016年に、全面的なリブラディングを行いました。大きな目的の一つが環境保全の貢献を強化することです。
戦略意図
農機具といえば、大手の『ヤンマー』や『クボタ』を思い浮かべる方は多いでしょう。多くの製品は農薬や化学肥料などを使う慣行農業を対象にしています。そこで、農薬や化学肥料などを使わない、もしくはほとんど使わない有機栽培を対象にし、ブランドコンセプト「自然と調和する未来づくりへ。」を開発しました。有機栽培は手作業が多い。その手作業の部分を機械に置き換えようと考えました。規模は小さくても、確実に需要がある市場の開拓です。
表現意図
リブランディングにあたり、ロゴなどのデザインを一新し、スローガンとして「草と共に生きる」を掲げました。コンセプトを体現した、すばらしいスローガンです。除草剤を使っている慣行農家よりも、除草剤を使わない有機農家のほうが草と過ごす時間が長いので、ターゲットのことをきちんと考えたスローガンともいえます。