CBOメディア

あずきバー

  • ブランド名

『あずきバー』は2023年に50周年を迎えました。ロングセラーのアイスクリームは、これを機にリューアルしました。
≪注意書き≫本記事は各ライターによる情報収集によって作成されているため、主観や意見、事実と異なる文言が含まれている可能性をあることをご了承ください。
背景
「ぜんざいを凍らせたようなアイスができないか?」という発想から『あずきバー』は生まれました。そのシンプルな美味しさから瞬く間に井村屋の看板商品となりました。そして、2023年にリニューアル。使用原料を減らし、クリーンラベル化し、あずきや砂糖、水あめ、食塩のみのシンプルな配合になって、より自然なあずきの味わいを感じられます。
戦略意図
使用原料を減らしたのは、実は積極的に味を変えたかったというより、価格の影響が強いのです。世界的な価格高騰のため原材料費を見直す必要がありました。そこで使用原料を減らすことで、大幅な価格高騰を防いだわけです。見るからに大幅に変えたというわけではなく、変わらないために微妙に変えた。価格維持とシンプルな味わいの両立。好調なロングセラー商品であっても、時代に合わせて微妙な変化が必要であるという好例だと思います。
表現意図
『あずきバー』は庶民的な商品であるため、価格を上げるとファンが離れてしまう可能性があったのですね。庶民的なブランドイメージを維持しています。ネーミングもリニューアルしています。『ミルク金時バー』という商品名は『あずきバー ミルク』に、『宇治金時バー』という商品名は『あずきバー 抹茶』に変更しました。あずきという言葉を前面に出して、あずきで統一しています。