東スポ餃子
- パッケージ

東京スポーツ新聞社が餃子を?異業種に進出して話題を呼んでいる『東スポ餃子』に迫ります。
≪注意書き≫本記事は各ライターによる情報収集によって作成されているため、主観や意見、事実と異なる文言が含まれている可能性をあることをご了承ください。
背景
『東スポ』は「日付以外はすべて誤報」と揶揄されることもありますが、独自の路線を進み、一部の人からとても愛されている日刊スポーツ紙です。しかしながら、新聞の発行部数は年々減っています。『東スポ』も例外ではありません。このままでは売上は右肩下がりが続き、社員のリストラも検討せざるを得なくなってしまう。この状況を打破するべく、『東スポ』は異業種ビジネスへの挑戦を決断しました。
戦略意図
お酒を飲みながらスポーツ新聞を読む人はたくさんいる。お酒のお供といえば餃子だ。そんな発想から餃子の開発を始めたそうです。食材はこだわって国産に。ニンニクには特にこだわり、中国産に比べて約5~10倍仕入れ価格が高い青森県産のニンニクを100%使っています。この異業種進出は、他社ではやっていないことをやる、尖った社風を生かしたビジネス。「人を面白がらせる」という点を大事にしてスポーツ新聞をつくってきた実績があり、この『東スポ』ブランドをうまく活かした戦略といえます。
表現意図
『東スポ餃子』は販売開始するや否や、大きな話題に。「面白そうなことをやり始めたな」というニュース性が世の中にウケました。パッケージは、まさにニュース性があるスポーツ新聞の紙面を生かしたデザイン。一目で、『東スポ』らしさが伝わるデザインです。食品関係のパッケージは、暖色系がメインになることが多いのですが、スポーツ新聞で使う青をベースに赤や黄色の原色を思い切って使い、個性を出して差別化に成功しています。