無印良品500
- ブランド体験
すっかりお馴染みの『無印良品』。そこに500が付いた『無印良品500』とは?『無印良品』とは何が違うのでしょうか?
≪注意書き≫本記事は各ライターによる情報収集によって作成されているため、主観や意見、事実と異なる文言が含まれている可能性をあることをご了承ください。
背景
個性や流行にとらわれず、「これがいい」ではなく「これでいい」という理性的な満足感を提供する商品が並ぶ『無印良品』。これとは別に、株式会社良品計画は『無印良品500』を展開しています。500とは価格の500円を意味しています。『無印良品500』とは、500円以下の日用品や消耗品を中心に集めた新業態の店舗です。
ブランド・アイデンティティ
『無印良品500』は『無印良品』と同様に「感じ良い暮らし」を実現するためのブランド。それでも分けた意図は、顧客の来店頻度を増やすことにあります。500円以下のため、タオルやペン、お菓子など、わりと短期間で消耗してしまう商品がメイン。購入してからまた購入するスパンが短いわけです。店舗の面積はコンパクトにし、駅ナカや駅チカ、街中など、日常的に来店しやすい生活圏に出店しています。
購入/体験前(Before)
大々的な広告は展開していないようです。ただ『無印良品』がすでにネームバリューがあるので、いくつものメディアが『無印良品500』に注目し、取り上げて記事にしているようです。店舗は新たな場所に出店するケースもありますが、既存の『無印良品』の店舗が『無印良品500』に変わっているケースもあります。
購入/体験時(Experience)
駅ナカにある稲毛店に入店。ここは元々、『無印良品』でした。店舗の雰囲気はまったくといっていいほど変わっていません。接客に関しても変わっていません。ただ商品が500円以下のものが多く並んでいるだけといっていいと思います。千葉の住宅街である稲毛、この界隈に住む人が気軽に買い物できるお店です。
購入/体験後(After)
『無印良品500』は昨今の景気の流れ、競合店を意識して誕生したブランドであると考えられます。物価は上がっているのに、収入はさほど上がっていない世帯は多いでしょう。そう考えると、高い商品は敬遠されがち。そこで500円以下の商品をフィチャーし、客単価は下がるものの、来店頻度を上げて売上をアップする戦略と考えられます。また100円ショップが新路線を打ち出し、300円前後の商品も取り扱うことになったことから、その対策でもあるとも考えらます。