小池精米店
- ロゴ
若年層向けの飲食店やアパレルショップが立ち並ぶ原宿というエリアに佇むお米屋さんがあります。『小池精米店』というお米屋さんのブランディングに迫ります。
≪注意書き≫本記事は各ライターによる情報収集によって作成されているため、主観や意見、事実と異なる文言が含まれている可能性をあることをご了承ください。
背景
食の多様化や人口減少などの影響により、日本の米の消費量は落ちています。また今では米はお米屋さんで直接買わなくても、それ以外の場所やオンラインで買うことができます。『小池精米店』の設立は1930年。当初から比べると、その環境は大きく移り変わりました。お米屋さんの在り方を見つめ直したいという想い、そして東日本大震災が起き、東北の農家を応援したいという想いが重なり、ブランディングを行うことになったのです。
戦略意図
『小池精米店』はただ米を販売するだけではない。米に関する豊富な知識を有して講演を行なっている点にも着目し、ブランド・アイデンティティを「お米の魅力を楽しく伝える」としました。ただ言葉として掲げるだけではなく、ビジネスとして実践してこそのブランディング。そのシンボルとなる商品開発に取り組みました。誕生したのは、東北の農家を応援する、東北6県のお米詰め合わせギフト。農家さんから直接仕入れた産地直米の詰め合わせギフトは、一度にそれぞれの味を楽しめると、大きな反響を呼びました。
表現意図
ブランドとしての魅力を伝えるにはデザインも大事な要素の一つ。ロゴを刷新しています。47都道府県を代表する品種をそれぞれ選んで、その品種をトレースしてデザイン。そこには、全国各地の米の魅力を多くの人に届けて、米と食卓をつなげたいというメッセージが込められています。カラフルで、楽しさが伝わってくるデザインです。他のお米屋さんとしっかり差別化されたロゴに仕上がっています。