CBOメディア

日本ラグビー協会

  • タグライン(スローガン)

日本で初めて行われたラグビーW杯で、日本代表は初のベスト8。その躍進の支えた言葉である、あの有名なスローガンについて紹介します。
≪注意書き≫本記事は各ライターによる情報収集によって作成されているため、主観や意見、事実と異なる文言が含まれている可能性をあることをご了承ください。
背景
2015年、W杯という大舞台で、日本代表が南アフリカ代表を撃破。2019年には、日本代表初のW杯ベスト8進出。そこで初めてラグビーに注目し、日本代表の中には外国人選手が何人も所属していることに気づいた方も少なくないでしょう。代表チームになる条件は、出生国は当該国のみではなく、両親及び祖父母のうち一人が当該国出身、当該国で3年以上継続して居住しているという条件もあるためです。
戦略意図
条件を満たしているとはいえ、外国人選手の割合が多過ぎるという声もありました。しかしながら、日本代表が世界で戦って勝利を掴むためには、外国人選手の活躍が欠かせません。さらに強くなるためには、チームが一体となってハードワークを乗り越えなければなりません。そこで掲げたスローガンが「ONE TEAM」です。相違点を超越して団結し、「ONE TEAM」へ。一緒にいて我慢し合うのではなく、わかり合うことを大事にしたのです。
表現意図
外国人選手にとって、異文化の国で生活することは容易ではないはず。また家族と離れ、孤独を感じれば精神的に厳しい状態になります。だからこそ相手を受け入れ、ときにはぶつかりながらもわかり合い、ともに戦う仲間に。グローバル化という言葉が根付いて久しいですが、実践としての見本の一つとなったのがラグビー日本代表。機能したのが「ONE TEAM」というスローガンでしょう。短く口にしやすいのも、合言葉として優秀であると言えるポイントです。最終的に、「ONE TEAM」は、2019年のユーキャン新語・流行語大賞の年間大賞を受賞するまでに市民権を得ることができました。
 
一覧へ戻る