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バンザイ山椒

  • ブランド名

ちょっと変わった味に、ちょっと変わったネーミングの『バンザイ山椒』という米菓をご存知でしょうか?米菓メーカーの岩塚製菓の戦略とは?
≪注意書き≫本記事は各ライターによる情報収集によって作成されているため、主観や意見、事実と異なる文言が含まれている可能性をあることをご了承ください。
背景
多くの米菓メーカーはこれまで人口増加に伴って、売上を伸ばしてきた傾向にありました。しかし、昨今の人口減少傾向により、成長が芳しくないのが現状。この背景を踏まえて、米菓メーカーである岩塚製菓は、主力ブランドを強化させ、商品数を絞り込むことで生産性を向上させています。また同時に、新たなターゲット層の取り込みにも注力しています。
戦略意図
メインターゲットを30~40代の米菓ライトユーザーに定めて生まれた商品が『バンザイ山椒』です。味のトレンドとして山椒が来ると狙い、山椒の風味を生かした商品を開発。他の米菓にはあまり見られなかった、ピリッとした小粒あられです。この商品を流行らすための戦略として、ネコのようなキャラクターが描かれた独特なパッケージをつくり、あえてゆるい見た目で注目度を上げました。さらに、SNSをはじめとするデジタル媒体を巧みに使ってジワジワと話題になっていきました。
表現意図
ネーミングの由来は「万歳三唱」から。米菓で「万歳三唱」というのは大袈裟であるところがユニークで、なんだか元気が出てくるような気がします。パッケージの『バンザイ山椒』のフォントは手書き文字にして、いい風合いを醸し出しています。このネーミングは、2022年度の日本ネーミング大賞でルーキー部門を受賞しています。
 
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