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Netflix

  • シングル(音楽)
Netflix

有料の動画配信サービスとして高い知名度を誇るNetflix。提供する全ての動画の冒頭、CMの最後にロゴに合わせて流れる「ダダーン」という音を、聞いたことがあるのではないでしょうか。聞いただけでNetflixのロゴが頭に思い浮かべられるこのジングルの誕生の背景と、込められた想いを紹介します。
≪注意書き≫本記事は各ライターによる情報収集によって作成されているため、主観や意見、事実と異なる文言が含まれている可能性をあることをご了承ください。

背景
世界190カ国、2億人以上のユーザーが視聴している動画配信サービスがNetflixです。1997年に郵送でのDVDレンタル事業からスタートしたNetflixは、2007年にWebでの動画ストリーミング配信サービスへ移行、その後は高品質のオリジナルコンテンツを武器に会員数を伸ばしてきました。
戦略意図
ストリーミング配信サービスとして今や世界有数のユーザー数を誇るNetflixは、オンラインテクノロジーの寵児として成長してきました。しかし、このジングルの制作に関わった製品担当副社長のTodd Yellinは「テクノロジーやエレクトロニックに関連したイメージを持たせたくない」と考えていました。ユーザーが求めているのは、最先端のテクノロジーを活用できることではなく、映画やドラマを通じて得られるエンターテインメント体験だからです。
表現意図
エンターテインメント体験を期待させる音を作るために重視したのが、「何かが始まろうとしている」「劇的」「映画」などのキーワードでした。そのために数百ものサンプルを作成しては検証するという過程を経る必要がありました。中にはヤギの鳴き声を加工した音も検討され、最終候補に残っていたとか。その中で最も劇的で、一瞬で映画の世界に没頭できる音として選ばれたのが、あの「ダダーン」という音なのです。
まとめ
他にはない重厚さを感じさせる、Netflixのジングル。扉を強くノックし、開け放たれ、そして映画の世界に飛び込んでいく、そんなイメージが数秒の音に込められています。まさにジングルのお手本、と言えるのではないでしょうか。
 
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