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カロリーメイト

  • パッケージ

『カロリーメイト』はロングセラーのバランス栄養食です。美しいパッケージはグッドデザイン賞を受賞しています。
≪注意書き≫本記事は各ライターによる情報収集によって作成されているため、主観や意見、事実と異なる文言が含まれている可能性をあることをご了承ください。
背景
『カロリーメイト』の発売は1983年で、朝食欠食や深夜の食事の増加など、食生活の乱れが問題化していた時代。栄養は必要だけど、バランスよく摂ることが難しいシーンで、手軽にとれる食事という位置づけで開発された商品です。しかし、今までにないカテゴリーの商品であり、その味に馴染みがないということから、発売当初は消費者の多くから受け入れられない状態でした。
戦略意図
『カロリーメイト』にいち早く注目したのはアスリートで、『カロリーメイト』の初めてのCMに出演したのもアスリートです。ここから徐々に受け入れられるようになり、次第にビジネスパーソンや受験生などにも受け入れられるようになっていきました。外出先で食べられることが多かった『カロリーメイト』は、コロナ禍以降は生活様式が変化したことで、家の中でも食べられるように。時代によって利用シーンは変わっていきますが、食生活の課題に応える「バランス栄養食」という軸は貫いています。
表現意図
大胆なイエローとタイポグラフィだけの美しい文字組が印象的なパッケージ。外国の食品のようなおしゃれなパッケージは発売当初からほとんど変わっておらず、フレーバーに合わせて「Calorie Mate」の色と下の英文が変えられるだけです。イラストや写真がなく、文字が並べられているパッケージは、栄養をバランスよく詰め込んだ商品であるというシズル感を醸し出しているように思えます。
 
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