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ティファニー

  • カラー

高級ブランドとして有名な『ティファニー』は、1837年に創業した当初、文房具や雑貨を扱う小さなお店でした。ここからどのようにブランド力を高め、多くの人から愛されるようになったのでしょうか。
≪注意書き≫本記事は各ライターによる情報収集によって作成されているため、主観や意見、事実と異なる文言が含まれている可能性をあることをご了承ください。
背景
文房具や雑貨を取り扱っていた店が、1840年代にヨーロッパから貴重な宝石を購入することに成功し、ダイヤモンドジュエリーの販売を展開。のちに「キング・オブ・ダイヤモンド」と呼ばれるようになりました。1850年代に入ると、銀製品の取り扱いをスタート。1853年には社名を現在の『Tiffany&Co.(ティファニー&カンパニー)』に変更し、ニューヨークに本店を移転しました。こうしてブランドの礎ができあがってきました。
戦略意図
ブランドの礎を築く中、1840年代にアメリカでもっとも古いメールオーダーカタログである『ブルー・ブック』を発行。フルオーダージュエリーのコレクションカタログです。このカタログに用いられているテーマカラーこそが『ティファニーブルー』で、1853年からは正式にカンパニーカラーとして登録されています。このカラーを見れば『ティファニー』というブランドを連想する。そんな戦略を持って、今から約170年以上も前からブランディングを行なっていたと考えられます。
表現意図
このブルーはコマドリの鮮やかな青色の卵が由来。春を告げるコマドリは、古来より幸せを呼ぶ鳥といわれています。そのためイギリスでは、土地や資産など、たいせつな台帳の表紙にも、コマドリの卵の青色がよく使われていたそうです。商品を購入できる人だけが手にできる特別な包装箱をつくりたいと考え、『ティファニーブルーボックス』はできあがりました。つまり、このブランドカラーは「幸せの色」を意味しているのですね。
 
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