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アサヒスーパードライ

  • ブランド名

『アサヒビール』の看板商品の一つといえば『アサヒスーパードライ』。このブランドがヒットする直前までは、『アサヒビール』の業界シェアは10%前後と低迷していたのです。
≪注意書き≫本記事は各ライターによる情報収集によって作成されているため、主観や意見、事実と異なる文言が含まれている可能性をあることをご了承ください。
背景
『アサヒスーパードライ』の誕生は、1987年3月まで遡ります。それまでのビールの味といえば、苦味が強いものが主流。しかしながら、東京と大阪でマーケティング調査を行ったところ、爽快感があるビールにニーズがあることがわかりました。原材料の配合や製造方法を試行錯誤し、何度も試飲して、新しい味づくりにチャレンジしました。
戦略意図
新しい味とは「辛口」。それまでにはなかったビールの価値観を提案した画期的なブランドです。爽快感がある味わいを「辛口」としたのです。日本の料理の味付けは1960年以降どんどん濃くなっていったというデータもあり、日常食に合うビールということでも支持を得ました。
表現意図
味をストレートに伝えるために、「辛口」という概念を「ドライ」という言葉で表しています。よりキレのあるビールへ、という意味を込めて「スーパー」を冠し、『アサヒスーパードライ』という名前に。また、新商品投入のタイミングはバブルの時代。景気浮揚期には新しいものを受け入れる消費者行動が顕著となるという背景もあって、このブランドは大ヒットとなり、その後、定着しました。
 
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