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カンディハウス|CondeHouse

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100年以上続く家具の街として知られる北海道・旭川市での家具づくりにこだわる家具メーカー、カンディハウス。
15歳で家具職人への道へと進み、デザイナーでもあった創業者が技能研修生としてドイツを訪れた際に、地元の北海道産のミズナラが輸入され、世界中に輸出されている高級家具の材料となっていることに衝撃を受けて、創業に至りました。
「北海道の木を使い、旭川の技術とデザインでつくった家具を世界に発信する」創業者の精神を核に、先の100年を見据えたリブランディングについてご紹介します。

≪注意書き≫本記事は各ライターによる情報収集によって作成されているため、主観や意見、事実と異なる文言が含まれている可能性をあることをご了承ください。
背景
2018年、創業50周年を迎えたカンディハウスは、これまでの50年を振り返り、地球環境に配慮した企業活動と、感性豊かなデザイン、心地よいくらしをテーマに「リブランディング」に取り組むこととしました。
北海道産の木材の使用比率を50%以上に引き上げ、産地である森のそばで長く使える暮らしの道具をつくり続けて行くことを目指し、「ともにつくるくらし。カンディハウス。」をタグラインに掲げました。
戦略意図
天然資源である木材を主に使用する家具メーカーとして、地球環境問題への注目が高まる中、企業として自然との共生を意識した姿勢を打ち出す必要がありました。
さらに刻々と変化する現代のライフスタイルに合わせた空間提案を行う上で、カンディハウスがターゲットとする層への親和性を高め、かつグローバル展開を見据えたブランドイメージを構築するため、ブランドロゴマークを刷新することとしたのです。
表現意図
ブランドカラーは、北海道が誇る木材「ミズナラ」の葉の色、グリーンを採用し、「CondeHouse」の頭文字「C」と「H」からなるシンボルマークはミズナラのシルエットをイメージしました。 シンプルなロゴタイプは製品を通じて永続的に人々と自然、産地、ものづくりの繋がりを表現しています。
これまでのイメージカラーを赤から緑に変え、言葉ではなくビジュアルでブランドイメージを認識してもらえるようにしたのです。
まとめ
カンディハウスはロゴだけではなく、生産面でも改革を進めました。大量生産に向かない上質でデザイン性の高い家具をつくるために、5人が1つの作業チームとなって複数の工程を担当するセル生産方式を取り入れ、ものづくりを進化させました。
北海道の樹木を生かし、「長く使えるよりよい生活の道具をつくる」というサステナビリティ重視の考えを軸に、感性豊かなデザインの具現化、「手仕事と先端技術の融合」を一体化させ、カンディハウスは次なる50年を歩み始めています。
 
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