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流山市

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千葉県の北西部に位置し、東京都のベッドタウンとしての性質が強い流山市。良質な住環境の創出に力を注ぎ、価値の高い街づくりを進めています。
≪注意書き≫本記事は各ライターによる情報収集によって作成されているため、主観や意見、事実と異なる文言が含まれている可能性をあることをご了承ください。
背景
1960年頃から1990年頃にかけて、流山市の人口は大幅に増えました。しかし、その後は人口が増えず、市民全体の高齢化が問題に。そこで、市が発展し続ける仕組みとして定住人口増加を目標とし、2004年にマーケティング課を新設。自治体がマーケティングに基づきPRを展開するという珍しい例でした。
戦略意図
市民全体の若返りを図るため、30・40代の子育て世代をメインターゲットに、他の市からの人口流入を試みました。保育園の数を増やしたり、グリーンチェーン戦略として街の緑を新たにつくり出したりしました。これらの施策を行いつつ、情報を発信。30・40代を中心に人口が増え、2021年に20万人を上回りました。都会ぶるのではなく、もともと持っているベットタウンとしての資質を掘り下げて街の価値を上げたという好例です。「市政は経営」という信念を貫き、子どもが育てやすい街として取り組みを行った成果と言えます。
表現意図
市のPRポスターのキャッチフレーズ『母になるなら、流山市。』『父になるなら、流山市。』は大きな話題に。さらにその後は、ブランド確立に向けてビジュアル・アイデンティティを策定。『都心から一番近い森のまち』をキーメッセージに、森に寄り添った暮らしをロゴとしてデザインし、カラーは幸福と成長を表す緑と、上質と叡智を表す深緑、2色で構成されています。
 
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