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ガリガリ君

  • キャラクター

『ガリガリ君』は、アイスクリーム専業メーカーである赤城乳業から1981年に発売されたロングセラーブランド。氷菓として、年間約4億本という売上本数を誇ります。
≪注意書き≫本記事は各ライターによる情報収集によって作成されているため、主観や意見、事実と異なる文言が含まれている可能性をあることをご了承ください。
背景
『ガリガリ君』は「子どもが遊びながら片手で食べられるかき氷ができないか?」という思いから商品ができました。1981年の商品発売当初からパッケージに登場しているのが、わんぱくな男の子のキャラクター。メインターゲットとなる消費者層をモチーフとして、キャラクター化したことがうかがえます。
戦略意図
発売当初、キャラクターには「田舎くさい男の子」というネガティブな意見が寄せられていました。そこで、消費者の視点に立って親しみが湧くようにリニューアルし、現在のデザインに。ゲームや漫画雑誌に『ガリガリ君』を登場させるなど、キャラクターが商品を飛び出す取り組みを行いました。キャラクターで話題をつくり、ここから売上が大きく伸びて行きます。商品との接点を増やすのではなく、キャラクターとの接点を増やすというブランド戦略が功を奏したのです。
表現意図
テレビCMでは「ガ~リガ~リ~君♪」を連呼するユニークなCMソングの効果もあり、存在感を改めてアピールすることに成功。売り場では、フレーバーが異なる7種類を虹のように並べて陳列した「ガリガリレインボー売場」を実施しました。キャラクターそのものにファンがつき、独自の世界観をつくり、日本の氷菓のブランドとしてトップランナーを走っています。
 
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