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うどん県

  • ブランド名

香川県は『うどん県』に改名しました!香川県出身の俳優が副知事に扮して、改名を発表。2011年、『うどん県』というネーミングを用いた、香川県観光協会のキャンペーンがスタートし、そのネーミングは瞬く間に浸透して認知度を上げていきました。
≪注意書き≫本記事は各ライターによる情報収集によって作成されているため、主観や意見、事実と異なる文言が含まれている可能性をあることをご了承ください。
背景
民間会社による都道府県の地域ブランド調査において、過去の香川県の認知度は低く、かつては日本全国の中で47位だったことも。そこで、香川県名物の讃岐うどんにフィーチャー。讃岐うどんは全国的に知名度が高い名物なので、「うどん=香川県」となることを目指して、『うどん県』プロジェクトがスタートしました。
戦略意図
団体や企業が所有する、いくつものモノやサービスの中で絞り込みを行い、ブランディングに結びつけるのは手法の一つ。香川県は讃岐うどんをアイコンとし、一点突破を狙いました。全国的によく知られている讃岐うどんを入り口として、その他の名物や名所など、さまざまな魅力を発信。例えば、「うどん県はアート県でもある」と題して、瀬戸内国際芸術祭とリンクさせながら、現代アートに触れつつ瀬戸内海の景観を楽しむという、讃岐うどん以外の魅力もアピールしています。
表現意図
世間の香川県に対するイメージをうまく利用してつくった『うどん県』は、インパクトがあってわかりやすいネーミング。香川県自体がユニークに見えてきますよね。そして、キャッチフレーズは後ほど「うどん県。それだけじゃない香川県」としました。ネーミングを定着させてそこから展開を広げ、ブランド力の向上に結びつけたのです。